音声コラボレーションの滑らかさはTeracyの品質のベースになる。

その上で、ユーザのどのジョブ・ペインに対してどう尖っていくかが物凄く重要になる。

事業運営/会社経営をする上で一番重要な事は何かというと独自のCIを事業運営を通して実現していくこと、それらを実現するための事業計画や経営計画があり、それらに紐付いて部署、チームのミッションや各メンバーのロールがある


音声コラボレーションの滑らかさはベースの品質になる

リモートワークをしていて雑談が減った、や縦横の業務連携のやりずらさを感じるなどは超枝葉の話であり、その上流ににあるのは会話の量・質の低下による組織全体での生産性の低下であり、量を担保するためにDiscordやZoomのつなぎっぱ、はたまたTandemなどのツールを利用している、質を上げるためにリモートワークの要となるテキストコミュニケーションを重要視し、これまで以上にドキュメント分化を取り入れた企業もある。 量と質、その合算スコアがリアルと比べて不足していれば総合的に生産性が下がり、当然、リモートワークって結構つらいよね、と言う結論になり、ここの量と質をいかに高めていくか、いかにそこに対しての提供価値を最大化していくか、これらがTeracyの当面の課題となる気がしていて、その量を底上げしていくためにTeracyが進むべき道筋は、"圧倒的に繋がりやすい体験"、品質のベースとなる音声コラボレーションの滑らかさだと思う。VRとかの次のバーチャルオフィスの概念が確立されるまでは、多分これはベースでしかなくって、1年後あって当たり前だよねっていう機能的価値になっている気がする。


何故、Teracyは単一機能ではPMFする可能性が低いのか

Zoomだとmtg開始までの時間短縮に命をかけてそれ単一機能でPMFしその後飛躍的に成長した、他のアップセル機能は本当に二の次。では、何故Teracyは繋がりやすいという単一機能ではPMFしないのか?

その答えはシンプルで**"ユーザの現状より10xする程ではないから"**と思ってて、Zoomは後発で何故爆速的に伸びたかと言うとciscoの優秀なビデオ通話のエンジニアが創業したとか戦略的なバイラル性とか、各種外部サービスとの連携強化とか色々あるけど、一番重要なのは伸びていくマーケット(新規でBtoB事業においてオンラインmtgを体験していく企業が増加していく環境)で、代替案より圧倒的にユーザビリティを追求して、これまでユーザが知っていた(想像していた)ビデオ会議より10x使いやすいものであり、ぶっ刺さりした事。これに尽きると思う。

Teracyの場合、現状ユーザが一定期間のリモートワークを経験して"何とかメンバーと繋がる方法"は理解し出して、最低限の音声コラボレーションは実現している状況であり、またハイブリットを取り入れている企業も多く、特定のセグメントにおいては数xされPMF近いものを感じるかもしれないが、よくよく全体を俯瞰してみるとTAMが大きく思えるがSOMが小さいという状況になると思う。つまり、俺たちが望むPFMではない。


議論・会話の質の担保がPMFの鍵

では、俺たちが望むPMFをするためには何が必要なのか? ここは議論をふんだんにしたいところだけどおれの今の仮説は、ベースとなる品質(滑らかなコラボレーション)を高め、その上で**"質の担保"にあると思う。"オンラインでの会話量が増えれば課題は解消されますか?"この問に、個人だとYESを答えたくなるが、事業、経営としてみたときにそれだけでは足りない気がする。"個人としてパフォーマンス挙がってるっす"はよく目にするけど、会社/事業経営レイヤーは以前として課題が残っているみたいなイメージ。"会話量ではなく質を高めるために現状だとそうするしかないから" "複数が参加するリモートの会議だと2,30分もしたらかなり疲れる" "結局話す人って同じ人で全員で議論している感覚ではない"**こんな声がユーザから聞こえてきそうなもので、現状Teracyが主要KPIとして置こうとしている、会話セッション数はあくまで、会話総量を細切れにして量をチリツモさせて、質を担保していこうという発想な気がしている(というかしてきた)。つまり、会話セッション数を主要KPIとして置くのはベースの品質であるコラボレーションの滑らかさを計測する指標でしかないという事。ベースとなる品質で超重要なので方向性はあっていると強く思うが、改めて、今後は"質の担保"が鍵となり、そこに対して"音声コラボレーションの滑らかさ"×"質の担保する何か"で現状のユーザ体験を10xしPMFしていくものだと思う。


具体的に質を高める上で重要な事とTeracyができそうな事は何か

議論の質が高い組織やチームとそうでない組織やチーム、それらには何の差があるのか? それはチーム全体の能力っしょ?で終わらせるようなものでなく、型化出来るものと考えるのが俺の意見で、例えば、アジェンダを作るもその1つであり、事前に資料を配布するもその1つであり、議論の質が高い組織やチームには能力以外の共通項や方法論がある気がする。言い換えると、能力が低い組織やチームでも型化された方法論を学びさえすれば、質は高めていけるものではないか?という事。議論の質を高めていく上で俺が重要だと思っていることは、①参加メンバーの情報量を揃える ②その上で各メンバーが自分の意見を持つ ③その前提で時間を決めて議論をする ④その議論で何かしらの決定事項を必ず出す この4つがとても重要だと思ってて、特にこの①と②に対してはリモートワークだとなおさらブラックボックス化されていて(潜在的に)課題がある気がする。そこに対して、Teracyが何かソリューションを提供する事ができるのではないか、と思っていて、何故質にこだわるかと言うと、質の良い議論をし何かしらの決定事項が出れば、次の議題やイシューは必ずでる(つまり会話の種が必ず出る)、そうして話、議論をすべき話題(量)の創出に繋がり、質を高めていくことは量にも繋がり、、というサイクルが出来て、結果的に、質も求めていたら比例して量も増えてリモートコミュニケーションの健全さが出る、みたいな感じ。UIとかはイメージは湧いていないが、やっぱりトピック機能×ボイスメッセにはすごく可能性を感じていて、①参加メンバーの情報量を揃える ②その上で各メンバーが自分の意見を持つ この2つに対してソリューションとなりえるものを提供できるのではないかと今はふつふつと思っていて、"質を高めるためのリモートコラボレーション"がPMFする鍵にもなりえるんじゃないかと思ってる。(また意見はすぐ変わるかもしれんけどw)